骨粗鬆症
前回、骨粗鬆症の薬として、ビスフォスフォネートについて書きましたが、ほかにもたくさんの種類のお薬があります。
今日は、ビタミンDについて書こうと思います。
ビタミンDには、活性型と天然型があります。
病院で処方されるのは、一般的に活性型です。
薬局で売っているサプリは天然型です。
ビタミンDは、日光を浴びることで、天然型が体の中で活性化され、効果を発揮します。
病院の薬は、はじめから活性化されているので、効果が高いというわけです。
ただし、この薬はビスフォスフォネートと比べて、骨密度をあげる効果は弱いです。
ですので、この薬は若い人や骨粗鬆症の気のある人で、早めから予防したいという人にお出しすることが多いです。
あとは、ビスフォスフォネートと併用すると相乗効果があるといわれていますし、筋肉をよくする作用や、転倒を予防する作用があるともいわれていますので、ビスフォスフォネートを処方する際には、だいたい一緒に処方します。
日本人は、ビタミンDが不足気味だといわれており、その意味でも一緒に飲んだほうが効果が出るんじゃないかと思います。
次回も、骨粗鬆症のお薬についてお書きしようと思います。