腰(腰部脊柱管狭窄症、腰痛、坐骨神経痛)
前回 、慢性腰痛の原因の一つとして、一度起こった腰痛が慢性化すると、その痛みを脳が記憶してしまい、痛みが遷延化することがあるということが、最新の研究によりわかっている、とお書きしました。
そのような腰痛に対する治療法として注目を集めているのが、エチゾラム(デパス)、パロキセチン(パキシル)、スルピリド(ドグマチール)、デュロキセチン(サインバルタ)といった薬です。
近年、このようなお薬が一部の腰痛に非常に有効であることが分かっており、整形外科関連の学会などでも盛んにシンポジウムが行われてますので、整形外科でもよく使われるようになってきてます。
実際に、消炎鎮痛剤 やオピオイド などでは十分によくならない腰痛もこのようなお薬でよくなる例がたくさん見られます。
その他の治療法としては、注射がよく使われますが、その話は、また次回に。