ひざ痛(変形性膝関節症)
膝の痛みは、膝関節の変形からくることが多いのですが、実は、変形があっても痛みがくるとは限らないのです。
実際に、われわれの調査によると、たしかに膝の変形が重度になるにつれて、膝痛の割合は増えてますが、実は、重症の変形性膝関節症の男性の5割、女性の3割は痛くないとお答えになってます。
(Muraki S, et al. Osteoarthiritis Cartilage 2009 下図)
このことは、非常に大事な情報で、変形性膝関節症で膝が痛くなったとしても、痛くない状態に改善できる可能性が十分にあることを意味します。
なぜなら、変形性膝関節症であっても、痛くない方がたくさんいるわけですから。
年だからとか、変形しているからと言って、あきらめる必要はないのです。
ただし、痛みをとるためには、その状態に適した治療が必要です。
治療については、次回アップします。