ひざ痛(変形性膝関節症)
前回、膝の水は抜いたほうが良い、とお書きしましたが、その理由の一つに、抜けた水の性状によって、何が起こっているかがわかるということがあります。
具体的には、黄色くて透明な水であれば、それが量が多いとしても、変形性膝関節症による関節の炎症が強くなったり、慢性化してしまったりしたために起こっているものだと考えられます。
これは、通常の保存療法でよくなることが多いです。
もちろん、良くならない場合で、変形が強い場合は、手術をすることもあります。
問題は、黄色くて濁っている場合です。
これは、いろいろな疾患を想定しなくてはなりません。
具体的には、関節リウマチ、痛風、偽痛風、感染性関節炎などです。
いずれも、血液検査や関節液検査にて、迅速に診断をつけ、治療にあたらなければなりませんが、詳細はまた次回に。