整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科

練馬区下石神井の整形外科「むらき整形外科クリニック」

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医学FAQ

骨粗鬆症

血液、尿検査で骨粗鬆症の進行を予測!!

骨粗鬆症の診断をするには、骨密度測定が必要なのですが、骨密度を測定しただけでは、現在の骨の状態はわかりますが、今後、骨粗鬆症がどんどん進むのかどうかはわかりません。

 

それを予測できるのが、血液検査尿検査です。

 

 

骨代謝マーカーというのがありまして、それを測定します。

 

骨にも新陳代謝がありまして、古い骨は吸収され(骨吸収)、そこに新しい骨が作られる(骨形成)ことで、常に骨をいい状態に保ってます。このバランスが崩れると、骨粗鬆症になります。

 

ですので、骨代謝マーカーには、骨形成マーカー骨吸収マーカーの2種類あります。

 

骨形成マーカーとは、現在骨がどれくらい作られているかを調べるものです。具体的には、骨型アルカリフォスファターゼ(骨型ALP)などがあります。

 

一方、骨吸収マーカーは、現在骨がどれくらい吸収されているかを調べるものです。具体的には、NTXTRACP5bなどがあります。

 

例えば、骨吸収マーカーが高いと、骨がどんどん吸収されているので、骨粗鬆症が今後進行していることが推測されます。

 

これらのマーカーは治療判定にも使われますが、その話は次回に。