骨粗鬆症
骨粗鬆症の薬にもいろいろあります。
現在、よく使われるのが、1か月に1回(もしくは1週間に1回)飲む薬です。
お飲みになられている方も多いのではないでしょうか?
このくすりはビスフォスフォネートというグループの薬です。
骨の新陳代謝(骨形成と骨吸収)のうち、骨吸収(ほねがこわされる)のをブロックすることで、骨を強くする薬です。
飲み方にコツがありまして、朝起きたらすぐに飲んで、朝食をとるのは30分以上あけましょう、という薬です。
これにはもちろん理由があります。食事と一緒に飲むと、効果が少なくなるのです。
あとは、なるべくたくさんの水でお薬を飲んで、飲んだ後、横になってはいけません。
万一、食道に残ってしまうと、食道炎になる可能性があるといわれています。
このことをお話しすると、飲んだ後30分くらいじっと座っておられる方がおられるのですが、もちろん動いて構いません。
横になってはいけないだけです。
上記さえ気を付ければ、骨を丈夫にし、骨折のリスクを減らしてくれる非常に良い薬です。
以前は、1週間に1回でしたので、飲み方にコツがある関係で、負担に感じられる方もおられましたが、最近は1か月に1回のお薬も出ているおかげで、飲み続けられる方が増えたように思います。最近は、注射剤も出てます。
このお薬は続けることで効果が出てきます。お薬を続けて、骨折を予防しましょう。