痛風
痛風というと、足の親指が真っ赤にはれ上がって痛いという印象があると思います。
それはそれで正しいのですが、痛風はいずれの関節でも起こる可能性があります。
特に、膝や足関節などはよく起こります。
上に書いたのは、いわゆる痛風発作というものですが、風が吹いても痛いという通り、すごく痛いのですが、実はこれはそれほど怖くありません。
特効薬(コルヒチン、消炎鎮痛剤など)もありますので、薬を飲めば痛みは治まります。
では、何が怖いか??
そもそも、痛風というのは、その背景に尿酸値が高いというのがあります。
尿酸値が高い状態が続くと、尿酸の結晶が内臓にたまり、内臓を痛めます。これが怖いのです。
特に腎臓をいためると厄介です。
食事療法はもちろんですが、最近は尿酸値をコントロールする薬もたくさんあります。
尿酸値のコントロールができれば、内臓をいためるリスクは減りますので、食事療法、治療により、コントロールすることが大切です。
痛風と似たような症状を出す疾患として、偽痛風というのがありますが、その話は次回に。