整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科

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サルコペニア(筋肉減弱)

サルコペニアの診断アルゴリズム(アジア編)

前回は、サルコペニアの診断アルゴリズム(ヨーロッパ編)について、お書きしました。

今回は、アジア編です。

欧米人とアジア人では、そもそも体格が違うので、サルコペニアの診断アルゴリズムもアジア人向けに手直しした方が良いだろうということで、2014年にアジア人向けのサルコペニアの診断アルゴリズムが発表されました

やり方も少し異なり、ヨーロッパの方では、歩行速度をまず測定しますが、アジア人向けでは、歩行速度と握力を測定し、どちらかが低い場合、筋量測定を行います。

それで、低かった場合、サルコペニアとなります。

 

 

一番違うのは、やはりカットオフ値です

歩行速度は、同じ0.8m/sですが、握力はヨーロッパの男性30kg、女性20kgに対し、アジア人では、男性26kg、女性18kgです

数kgの違いですが、診断アルゴリズムとしては、意外と大きい値です。

筋量のカットオフ値もちがいますが、その話は次回に。