サルコペニア(筋肉減弱)
前回まで、サルコペニアの診断アルゴリズムについて書きましたが、では、どのくらいの方がサルコペニアに該当するのでしょう。
我々の調査によると、サルコペニアの有病率は、男性で8.5%、女性で8.0%であります。
男女差はあまりないです。
筋力はもちろん、男性のほうが強いのですが、以前に書いたとおり、サルコペニアの各項目のカットオフ値が男女で異なるので、このような結果となります。
年代別にみると、下記のようになります。
80歳以上になると、男性で27%、女性で23.9%の方が、サルコペニアとなります。
現在の診断アルゴリズムでは、サルコペニアに該当するということは、結構足腰が弱っていることを意味しますので、これは、結構高い数字ですね。
サルコペニアは運動することで、予防することができます。
しっかり、運動して、サルコペニアを予防しましょう。