ロコモティブシンドローム
ロコモ度テストについて、立ち上がりテスト、2ステップテストについて書きましたが、もう一つの判定ツールとして、ロコモ25があります。
これは、痛みに関する設問が5問、普段の生活に関する(ADL)に関する設問が20問のあわせて25問からなります。
ロコモ25は、自治医科大学整形外科の星野雄一前教授(現栃木リハビリテーションセンター所長)および星地亜都司准教授(現三井記念病院副院長、整形外科部長)が中心となって作成したツールで、以前よりロコモの判定ツールとして用いられてきました。
さらに、25問やるのは大変という方には、簡易版としてロコモ5(5問のみで判定)もあります。
判定方法ですが、設問ごとに点数をつけ(0-4点)、総合得点で判定します。
点数が高いほうが、より移動能力の低下が疑われることになり、7点以上でロコモ度1、16点以上でロコモ度2となります。
我々の調査では、80歳を超えると、男性で27.5%、女性で39.4%の方が、16点以上(移動能力の低下が進行している状態)と判定されました。
ロコモ25はロコモチャレンジのHPで行えますので、みなさまもやってみてください。