ロコモティブシンドローム
ロコモ度テストには、立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25の3つのツールがあり、それぞれにロコモの判定基準(臨床判断値)があるとお書きしました。
ロコモ度テストでは、これらの3つのツールを用いて、ロコモを判定するわけですが、いずれか一つでもロコモに該当すれば、ロコモとの判定となります。
例えば、立ち上がりテストにてロコモ度1、2ステップテストにてロコモ度2、ロコモ25にてロコモに該当しない場合、ロコモ度2と判定されます。
極端な話、立ち上がりテスト、2ステップテストともロコモに該当せず、ロコモ25にてロコモ度2の場合も、ロコモ度2と判定されます(あまりそのような人はいませんが・・・)。
我々の調査では、ロコモ度テストを用いてロコモを判定した場合、ロコモの該当者数は、なんと4590万人、ロコモ度2(移動能力の低下が進行している)にかぎっても、1380万人のいらっしゃることがわかりました。
ちなみに、年代別の該当者数は以下の通り。
80歳以上になると、ほぼ全員がロコモですね・・・
次回は、ロコモの予防について書こうと思います。