ロコモティブシンドローム
外来ではいつも「よく運動してくださいね」と口をすっぱくして言います。
膝痛や腰痛は、ある程度治療できるのですが、筋肉が落ちるとどうにもならなくなっちゃうので・・・
そうすると、よく聞かれるのが、どんな運動がいいの??どのくらいやればよいの??という質問です。
まず、どんな運動かについてですが、先日書いたロコトレはもちろんおすすめですが、やはりウォーキングだと思います。
一番困るのは歩けなくなることなので、歩くことが直結してその予防になります。
しかも、手軽にできるし、関節を傷めにくいです。
大事なのは、無理しすぎないことです。
軽めの運動を続けることが大事です。
慢性の膝痛や腰痛の場合、安静にするのはおすすめできません(もちろん動けないくらい痛いときは別です)。
痛みがあっても、無理のない範囲で動くことが大事です。筋肉が落ちちゃいますので。
どの程度やるかについては、人によって、運動能力や体力は違うので、一概には言えません。
いえることは、疲れない程度にしておくことです。
運動した後、かえって寝込むようでは、やりすぎだと思います。
体調を整えるために運動しているのに、やりすぎて逆効果にならないようにしなくてはいけません。
あとは好きなスポーツがあれば、なんでもよいと思います。
続けることが大事なので。
関節を傷めないで筋肉を鍛えるには、プールが良いです。
水中歩行は関節に負荷がかからず、しかも水の抵抗があるので、効率的に筋肉を鍛えることができます。
もちろん、得意な方は泳いでもよいと思います。
軽めの運動を、続けて、元気を保ちましょう。